
吉祥院学区について
吉祥院学区は、京都市南区にある吉祥院小学校を中心とした小学校区です。
昭和6年に吉祥院村が京都市へ編入され、土地区画整理事業や都市基盤整備が進む中、人口が急増し、昭和20年代以降、工業地域として田園地帯が開発され、 人口も22,000人にまで増加し、昭和50年代に祥豊学区、祥栄学区が独立発足、それぞれの学区に小学校が新たに建てられました。
平成16年時点の世帯数は4,410世帯、人口は9,884人で、ここ10年の間で見ると、南区の人口が減少する傾向にあって世帯数で400、人口 で300弱増加しています。これは農地・工場跡地に大型マンションが建設されたことなどが大きな要因となっており、現在の吉祥院学区の特徴といえます。このように開発と人口増が進む一方で、伝統や文化も豊かな地域です。
六斎念仏の紹介
吉祥院の地名は菅原道真公の祖父清公卿が遣唐使の任を終え、帰国した謝恩のため一堂を建立し吉祥院と称したのがいつしか地名として通称されるようになったと言われています。学区の中心には鎮守の森に囲まれた吉祥院天満宮が位置しています。これは道真公生誕の由緒を持つ神社で「硯の水」「鑑の井」などの史跡が残されています。吉祥院天満宮の年間行事のうち特に4月25日と8月25日の大祭は有名で広い境内に露天が立ち並び参拝客でにぎわうとともに、ここで重要無形民俗文化財に指定される六斎念仏踊りが繰り広げられています。 六斎念仏とは空也上人が振興を広めるため踊りながら念仏を唱えたのを起こりとし、これが室町時代中ごろから娯楽的な要素を取り入れて変容したものといわれています。現在、京都市の数箇所に伝承され、一括して国の重要無形民俗文化財に指定され、吉祥院六斎保存会などによって貴重な地域芸能として次世代に受け継がれる努力が行われています。六斎を代表に、吉祥院にはその住民たちによってつむがれてきた深い歴史があります。ふれ吉は、このような吉祥院の歴史を受け継ぎ、住民自らの手でまちの暮らしをよりよいものにするために「子ども六斎教室」を、吉祥院六斎保存会・吉祥院六斎歴史研究会の協力のもと開催しています。 詳しくは、事業内容の「子ども六斎教室」をご覧ください。
吉祥院学区の各種団体
吉祥院学区には様々な地域団体が存在し、地域を支えています。NPO法人ふれ吉の活動は、これらの団体のご理解とご協力のもとに行われています。 (注:順不同)
- 吉祥院学区自治連合会
- 社会福祉協議会
- 市政協力委員会
- 防犯推進委員会
- 民生児童委員会
- 保護司会
- 保健協議会
- 自主防災会
- 少年補導委員会
- 交通対策協議会
- 体育振興会
- 地域女性会
- 老人クラブ
- 京都共同募金吉祥院分会
- 日赤奉仕団分会
- 吉祥院小学校PTA
- 保護者懇話会
- おやじの会
- 吉祥院六斎保存会
- 吉祥院六斎歴史研究会
- 吉祥院子ども六斎会
- 部落解放同盟吉祥院支部
- バンブーヒップ